推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜
「うまーい!!!」
冷蔵庫にあった食材で、即席豚キムチチーズ丼。佑月くんはそれを美味しそうにガツガツ食べた。
「よかった〜!」
庶民のご飯が佑月くんのお口に合ったようで何より……、ほっと胸を撫で下ろす。
「凛ちゃん、料理も出来るの?」
今、も、って言った。

「凛ちゃんの彼氏になる人は幸せだね〜」
佑月くんがご飯をかきこみながら言う。
「凛ちゃん可愛いし、ご飯も美味しく作れるし」

なにそれ。この天然人たらし。

じゃあ私を彼女にしてください。
ところで、佑月くんの彼女になる人はどんな人ですか?



< 117 / 297 >

この作品をシェア

pagetop