推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜




コインランドリーの帰り、コンビニでアイスと風邪薬を買う。




玄関の横に置く。寝てたら申し訳ないなと思ったけど、アイス溶けちゃうし。ピンポーンってインターホンを押す。
「はい」鼻声の佑月くん。
「アイス買ってきました。置いておきますね。」では、と後にする。


玄関のドアが開き、佑月くんが私の手を掴む。
へ?


佑月くんがうるうるの目で私を見る。
「お腹、空いた……。」




< 122 / 297 >

この作品をシェア

pagetop