推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜


凛side




いわゆる華金。
「カンパーイ!!」
世間が居酒屋で賑やかに飲み会をしている頃、私はというと、佑月くんの家で、佑月くんと真鍋と私の3人でキムチ鍋を囲んでいた。
真鍋はすでに大分酔っ払っていて、それを面白がっている佑月くん。


「凛ちゃん、お酒強いんだ。」
佑月くんが私の目を見て言う。佑月くんも、そんなこと言うんだなぁとか思った。
まるで、ただの同年代の男子みたいに。普通の飲み会で言うように。
でも今私の目の前にいるのは普通の男子じゃなくて佑月くんで。夢と現実の境界が曖昧になってしまいそうだった。


かく言う佑月くんも、全く酔っていない。






遡ること2時間前。


< 49 / 297 >

この作品をシェア

pagetop