推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜
「えっ?」姫ちゃんが私の顔をじっと見る。
ひぃっ。
くりくりで、色素が薄めの可愛いお目目に、長いまつげに、真っ白で毛穴一つないつるつるな綺麗な
肌。まるで女の子みたい。
「じゃあ……男……?」私の顔を覗き込み、首を傾げる。
「な訳ないやろ。」亮ちゃんが姫ちゃんの後頭部をぺしん、って叩く。
姫ちゃんが「痛っ、ひどい!」って頭を押さえてむすっとする。
「え?どうゆうこと?」
巧くんが佑月くんと、亮ちゃんと、眞鍋の顔を見る。それから、私の顔を見る。
「は、はじめまして……。」
ぺこりと会釈すると、巧くんは不思議そうに首を傾げた。