イケメン社長からの溺愛が止まらない
どうしてそんなにペラペラと嘘をつけるんだろう……?
涙目にもなってるし……。
呆れを通り越して、関心すらしてしまう……。
乃亜は昔から人のものを欲しがる人だった。
自分が一番じゃないと不満で、何でも手に入れたがる……。
私のお母さんに買ってもらった服だって、お父さんから貰った大切な物だって取られた。
他の人が持っていて、自分が持っていないのが嫌なんだろう……。
そんなことは知っていた……。
だけど、まさかここまでするとは……。
「……」
「あなたとお姉ちゃんがどういった関係なのかは知りませんけど、お姉ちゃんはやめておいた方が良いと思いますよ。こんな地味な見た目してますけど、中身は性悪なので」
「……うるせぇな」
「……っ!?」
地を凍らせてしまうほどの低くて冷たい声。