イケメン社長からの溺愛が止まらない
私がそう言った途端、西園寺さんの目が吊り上がった。
「何を……っ!」
「か、神楽さんのことが好きだから、離れたくありません」
言い切ると、ヒールの音をコツコツと鳴らしながら近づいてきた西園寺さん。
思わず身構えると、ドンッと蹴られた。
痛みが走り、その瞬間、乃亜たちにやられたことがフラッシュバックする……。
「あんた自分の立場をわきまえて、ものは言った方がいいわよ!私の力があれば、あんたをどうにかすることなんて簡単なんだから!」
そう言いながらも、西園寺さんは蹴ることをやめない……。
……痛い……。
だけど、ここで首を縦に振ることはしたくない……。
やっと見つけた希望の光を、気付いた自分の気持ちを無かったことにしたくない……。