イケメン社長からの溺愛が止まらない
優しい人たち
ーーーカタ。
微かな物音がして、意識が浮上する。
ゆっくりと目を開けると、一番最初に目に入ったのは、真っ白な天井。
そこで、私はベッドに寝かせられていることに気づく。
視線を左側に移せば、点滴の管が繋がれている。
……病院?
体を起こそうとすれば、鉛のように重いし、そこら中に痛みが走った。
起きたくないと言っている体に鞭を打って体を起こして、グルッと周りを見る。
病院だと思っていたけど、その部屋の雰囲気に違和感を覚える。
病室にしては広い部屋に、机や椅子、棚などが置いてある。
しかもその一つ一つが病院のものとは思えないほど、きらびやかで……。
ふと、自分の寝ていたベッドに目を落とせば、その大きさだったりふわふわ感に驚いた。
病院じゃない……?
というか、どうして私はここにいるんだろう?
家を追い出されて、公園に行って……。
その後に、知らない人たちが声をかけてきて……。
記憶を辿っていると、ガチャと部屋のドアが開き、綺麗な女の人が姿を現した。