イケメン社長からの溺愛が止まらない
最初は神楽さんと似てないと思っていたけど……似てるかも……。
西園寺さんの両親は青ざめた表情をしている。
「ど、どうしたら……もう1度チャンスを……」
「チャンスと言われましても……。知っていると思いますが、莉子ちゃんはわたしたちにとっても大切な人ですけど、何よりも悠斗にとって大事な人なんです」
その言葉を聞いた西園寺さんは、私の腕を力強く掴んで、神楽さんの陰から引っ張り出した。
憎しみに満ちた表情で見られ、身がすくむ。
「あんたみたいな人間は、悠斗には釣り合わないって何回言ったら分かるの!?良いから、悠斗の前から消えろよ!!」
心の底から訴えるように、私の肩をガクガクとしながら言う。
その振動で、まだ癒えきっていない傷がズキズキと痛む。
その痛みに顔を歪めると、その手が急に止まった。