イケメン社長からの溺愛が止まらない
「俺は他人からの評価んて気にしない。つーかどうでもいい」
西園寺さんから私を引き離した神楽さんは、私のことを腕の中に閉じ込めた。
頭上から降ってくる声。
「俺が好きなのは莉子だけだから」
「なっ……!?」
真っ直ぐな言葉に、胸がキュンと締め付けられる。
私は神楽さんの腕から抜け出すと、西園寺さんと向き合った。
「わ、私も、神楽さんのことが好きなんです。釣り合ってないのは分かってます。でも、これから神楽さんの隣にいても恥ずかしくないような人になりたいと思ってます」
そう言うと、西園寺さんは舌打ちをすると、私を睨みつけて荒々しく家から出ていった。
西園寺さんの両親は、取引を続けてもらおうと泰雅さんに縋りついていたが、何を言っても首を縦に振ってくれないのを見て諦めたのか、落ち込んだ表情で出ていった。