イケメン社長からの溺愛が止まらない
手を動かしていると、神楽さんがリビングに入ってきた。
その姿を見て、昨日のことはもしかしたら夢なんじゃないかと疑う。
……付き合ったのは、私の妄想が生みだしたものなんじゃ……。
と思っていると、いきなり体にグンと体重がかかる。
驚いて視線を向けると、私の肩に腕を回してその上に頭を置いて、私の手元を覗き込んでいる神楽さん。
「はよ、莉子」
「……っ!?お、おはよう、ございます……」
寝起きのちょっと掠れた声……。
だけど、甘い甘い声……。
その声と態度で、昨日のことが夢じゃないと言われたような気がした。
私、本当に……神楽さんと付き合い始めたんだ……。
横を向くと、神楽さんと至近距離で目が合い、心臓が早鐘を打つ。