イケメン社長からの溺愛が止まらない

恐る恐る顔をあげると、私の様子に不思議そうにしていた女の人が、ニコッと笑みを浮かべた。



「私の名前は早乙女依月って言います。年齢は26歳。ねぇ、莉子ちゃんて呼んでもいいかな?私のことも依月って呼んで」



傷のことについて問われるかと身構えていたけど、女の人の口から出てきたのは、全く予想していなかった言葉だった。

というか、あまりにも明るくて、眩しい。



「……はい……」



こういう時に、首を縦に振ることしか出来ない自分が本当に嫌になる……。



「良かった。……それで、何があったか覚えてる?」

「……ごめんなさい。あまり詳しくは……」

「良いのよ。莉子ちゃんが公園で1人でいるところに、知り合いが声をかけて、そうしたら急に気を失っちゃって……。2日間寝込んでたの。だけど、目が覚めて良かった……」



あ、思い出した。

この女の人……依月さんは、あの公園で声をかけてくれた人の中の1人だ……。

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