イケメン社長からの溺愛が止まらない
……辛かった、苦しかった……。
なのに、それが嘘だったから、今まで通り仲良くしようなんて……。
私はそこまで心が広くないし、出来た人間じゃない……。
もう、千秋ちゃんたちに対する、信頼はない……。
最低限の関係値でいたい……。
「……そっか……。そうだよね、私も虫が良すぎたよね、ごめん。でも……莉子、変わったね」
そう千秋ちゃんに優しく言われ、私は笑顔を返した。
その笑顔を見た千秋ちゃんは驚いた表情をしたけど、すぐに笑顔を返してくれた。
私が変われたのは紛れもなく、悠斗くんのお陰だ。
あの頃は1人でいるのが嫌だった。
家にいても窮屈で、学校が唯一の場所だったから……。
でも今は、家に帰ったら、悠斗くんがいる。
……大好きな人が待っているから……。
それから数日後。
乃亜が転校するという話が耳に入ってきた……。