イケメン社長からの溺愛が止まらない
スーツ姿は見慣れているはずなのに、なぜかドキドキしてしまう……。
「可愛い」
そんな時に、真っ直ぐな瞳でそう言われ、恥ずかしくて俯いた。
「……ゆ、悠斗くんもカッコイイよ……っ」
顔は上げられなかったけど、小さな声でそう言う。
いつも悠斗くんは言葉にしてくれる……。
……私だって言いたい……。
その瞬間、グイッと腕をつかまれて、温かい体温に包まれる。
それが抱きしめられているからだと気づいたのは、すぐだった。
キュッとスーツの裾を弱く握る。
「んんっ」
咳払いが聞こえて、ハッとした私は慌てて悠斗くんの腕から抜け出した。
周りに見ると、ニヤニヤしている依月さんと、いつも通り無表情の斎藤さん。
……逆に、その無表情が無言の圧に感じる……。