イケメン社長からの溺愛が止まらない

スーツ姿は見慣れているはずなのに、なぜかドキドキしてしまう……。



「可愛い」



そんな時に、真っ直ぐな瞳でそう言われ、恥ずかしくて俯いた。



「……ゆ、悠斗くんもカッコイイよ……っ」



顔は上げられなかったけど、小さな声でそう言う。

いつも悠斗くんは言葉にしてくれる……。

……私だって言いたい……。


その瞬間、グイッと腕をつかまれて、温かい体温に包まれる。

それが抱きしめられているからだと気づいたのは、すぐだった。

キュッとスーツの裾を弱く握る。



「んんっ」



咳払いが聞こえて、ハッとした私は慌てて悠斗くんの腕から抜け出した。

周りに見ると、ニヤニヤしている依月さんと、いつも通り無表情の斎藤さん。

……逆に、その無表情が無言の圧に感じる……。







< 163 / 198 >

この作品をシェア

pagetop