イケメン社長からの溺愛が止まらない
……自分で味見した時は、ここまで美味しいと感じなかったのに……。
悠斗くんの効果を感じて、口角が上がる。
「……美味しい……」
浸るように、小さく呟いた。
誰かと一緒に食べると、こんなにも美味しくなるんだ……。
「莉子、手出して」
そんなことを考えていた私は、いきなりの悠斗くんの言葉に、咄嗟に左手を差し出した。
何?と思って首を傾げて悠斗くんを見ると、口元に笑みを浮かべながら、差し出された手が下ろされて、右手を掬い取られる。
「左手は本番の時にとっておきたいから、今はこっち」
意味が分からない言葉を言われて、心の中でさらに首を傾げると……。
キラッと目の視界に輝くものが映った……。