イケメン社長からの溺愛が止まらない
……お母さん、ごめん。
お母さんの言う通り、私は自らの命を終わらせるためにここまで来た。
私がいなくなったって、誰も悲しまない……。
「莉子っ!!」
微かに聞こえた私を呼ぶ声。
幻聴だろうと、気にもしなかった。
誰かに必要とされたかった私の最後の悪あがきだ……。
お母さんは悲しむだろうけど、私はお母さんに会えるなら嬉しいな。
お土産話なんてものは1個もないけど……。
そもそも、私死んだらお母さんに会えるかな?
お母さんは天国にいるんだろうけど、もしかしたら私みたいな人間は地獄行きかもしれない……。
そうなったら嫌だけど、今を生きている方が私にとっては地獄なんだ……。
だから、許してお母さん……。
こんな弱い人間でごめんなさい……。
幸せになって欲しいっていう願いを叶えられなくて、ごめんなさい……。
意識を失う直前、腕を掴まれて引っ張り上げられる感覚がした。
だけど、目を開けて確認する力はもう残ってなかった……。