イケメン社長からの溺愛が止まらない

それからは地獄だった。

朝のホームルームの時間も、授業中も、お昼休みも……。

全ての時間が苦痛で、今すぐにでも逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。


高校に入学して1年以上経つけど、私にとっての友達と呼べる人は、千秋ちゃんだけだった。

千秋ちゃんは、ショートカットで顔立ちもさっぱりしていて、その容姿から想像できる通り、性格は男勝り。

バスケ部に入っているため、健康的な肌の色をしていて、程よく筋肉もついている。

正義感が強くて、まさにネガティブで自分の意見もまともに言えない私とは正反対の性格をしている。

こんな性格だから、入学した頃は人見知りが発動して、自分から声をかけることが出来ず……。

気付いたら既にグループが出来上がっていて……。


声をかけてもらえることは嬉しかったけど、笑顔を上手に作ることが出来なくて、いつからか

『如月さんて、愛想悪いよね』

と言われるようになってしまった。

だけど、私にそれを反論することは出来ない。

だって、その通りだから。


話しかけたのに、あまりいい反応をされなかったら、誰だっていい気持ちにはならない。

その結果、私は一人になった……。

でも、いじめられるよりは空気として扱われる方がまだましだと思えた……。
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