イケメン社長からの溺愛が止まらない
「……そうか。看護師たちから聞いたが、体の痣のことは?」
「……知ってる……」
沈黙が漂う。
初めて会った時、体中の痣を見て言葉を失った。
肌色の部分を探す方が難しいと言ってもおかしくない程だった……。
そのことを2人にも話すと、自分たちから聞くのは辞めようという話になった。
それから莉子ちゃんが目を覚ました時に、あの時の判断は正しかったと思った。
自分が着替えさせられているという事実に気づいた瞬間、莉子ちゃんは目に見えて焦った表情をしていた。
それと同時に何も聞かれたくないという、壁も感じた。
「……しばらくは何も聞かないでいようと思うの。だから、お父さんたちも何も聞かないでほしい」
「分かった。今日莉子ちゃんのことを見た人たちには、俺から言っておく。この病院の人たちは口が堅いから、安心しろ」
「……うん、知ってる」
「ところで、莉子ちゃんは悠斗くんにとって大事な人なのか?」