イケメン社長からの溺愛が止まらない
「熱はまだあるけど、体調は?」
「大丈夫です」
頷くと依月さんがジッと私の目を見てくる。
「今度からは絶対に逃げないでよ。…海で見つけた時は、肝が冷えたんだから……。全く……とにかく、しばらくは安静にね!」
「……で、でも……このままお世話になるわけには……」
「莉子はこれからこの家で、俺と暮らすの。体調が良くなってからも、ずっと」
「え……?」
確かに帰る家はない。
けど……ここで、神楽さんと暮らすって……。
今まで迷惑をかけているのに、これ以上迷惑をかけるのは……。
「つーか、これ決定事項だから。莉子に拒否権は無いから。これから俺のことも知っていってくれないといけないし、俺もアプローチしたいし。だから、ね?分かった?」
頭にポンと手を置かれて、甘い声で言われる。
だけど、有無を言わせないような圧も感じて……。
気づいたら、頷いている私がいた。