イケメン社長からの溺愛が止まらない

「あ!そう言えば、莉子ちゃんの部屋、片づけといたから!」



頭の中の整理が終わっていないうちに、依月さんがまた爆弾を投げてくる。

え?と思った時には、手を引っ張られて、リビングにある私が寝ていた部屋の隣のドアをガチャッと開ける。

中は隣の部屋くらい広くて、違うのはベッド以外の家具が何も置かれていないということだけ。



「ここ物置になってたから、今日からここが莉子ちゃんの部屋ね。もちろん悠斗の許可は取ってあるというか、悠斗の方から言い出したんだけど……。ちなみに、隣が悠斗の部屋ね」



最後の言葉に、サァッと血の気が引いていく感覚を覚えた。

隣……つまり、今まで私が寝ていた部屋が神楽さんの部屋……。

その部屋を私は今日まで占領していたということ……。

バッと後ろを振り返るって謝ろうとすれば、ポンと頭に手が乗せられた。



「片づけないといけない仕事があって、ほとんど会社にいたから。別に気にしないでいいから」



私の気持ちを分かって、先読みした言葉。

それが本当なのか、それとも私に気を遣わせないための嘘なのかは分からない。

でも、その優しさが胸に響いた。



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