イケメン社長からの溺愛が止まらない
ハッとしてドアの方を振り返る。
……誰?
神楽さん?依月さん?斎藤さん?
ううん、そんなはずない。
だって全員今は、仕事のはずだもん……。
バクバクと心臓の音が鳴る。
固唾を呑んで見ていると、玄関から続くドアが開かれた。
「……っ!?」
ドアから姿を現した人を見て、声にならない声を上げた。
……凄く綺麗な人……。
サラサラとした茶色の髪は、綺麗に巻かれていて。
ボディラインを強調するような黒色のワンピース。
スラッとしている体型に、整っている顔立ち。
その人は、部屋の中をグルッと見回すと、ソファーに座って唖然としている私を見つけて、目を見開いた。
「ここって悠斗の部屋じゃなかった?あなたは一体……?」
……神楽さんのことを下の名前で呼んでる……。