イケメン社長からの溺愛が止まらない
それから昼食、夕食とお世話になってしまい、私たちが家に帰ったのは外が暗くなった頃だった。
「ごめん、莉子。疲れただろ」
帰りの車の中、神楽さんが声をかけてきた。
確かに疲れはした……。
でも……。
「凄く温かいご家族で、楽しかったです。百合さんのご飯もとても美味しかったですし、皆さん優しくしてくれたので……」
ニコッと笑みを浮かべながら言うと、丁度車が赤信号で止まり、神楽さんと目が合う。
神楽さんは私の頬に手を添えると、チュッと額にキスを落とし、耳元に顔を近づけた。
「……俺のことも下の名前で呼んでくれてもいいんだけど……それに、敬語も」
「え……っ!」
情報量を処理しきれなかった私を見て、神楽さんはフッと小さな笑みを溢した。
その笑顔を見て、また胸がドキッと音をたてる。