イケメン社長からの溺愛が止まらない
席から立ち上がった神楽さんは、私の横に座ると、首に手を当てた。
その瞬間、シャラっと音がして、首筋に冷たい何かが当たる。
顔を下げて確認してみれば、ハート形のネックレスだった。
「……これ……」
「莉子に似合うと思って」
「あ、ありがとうございます……。嬉しいです」
「莉子、好きだ」
何の前触れもない告白。
その言葉に顔が熱くなるのが分かった。
俯くと、ギュッと抱き寄せられる。
……温かい。
背中に手を回しそうになり、ハッとして動きが止まる。
……私は今、何を……?
私は神楽さんのことが好き……?
いや、私みたいな人間が、彼のことを好きになったら迷惑だ……。
それに、神楽さんは私とは住む世界が違う人……。
私のことを好きって言ってくれているけど、その気持ちを素直に受け取れない自分がいる。
……どうして、私なの?