イケメン社長からの溺愛が止まらない
その結果、私の服の下は、古い傷がいえないうちに新しい傷が出来て、今やほとんどが傷跡ばかり……。
ーーガチャ。
玄関のドアが開く音がして、ハッとした私は、ワイシャツでやけどをすぐに隠した。
「何してるんだ、こんなところで」
入ってきたのは、スーツ姿のお父さん。
玄関で立っている私たちを見て、不思議そうな表情をしている。
「あなた、莉子が乃亜のこといじめてるんですって」
「え?」
「そんな子はこの家にはいらないから、今から追い出すところなの」
そう言い終わるやいなや、私の体をグイグイと押して、玄関の外へ押し出そうとしてくる。
一縷の望みを込めてお父さんを見たけど、お父さんは口を開けたかと思うと何も言葉には出さずに、私から目を逸らした。
……正直、そんな気がしていた。
最近では連絡すらくれないし、顔を合わせても会話も無い。
血の繋がっていない乃亜とは楽しそうに話していたのに……。
それを見て、抵抗する気力が一気になくなり、私はドンッと外に出された。
ドアが閉まる直前、継母と乃亜の勝ち誇ったような顔が目に入った。