イケメン社長からの溺愛が止まらない
家に着いたのは、夕方だった。
神楽さんはこの家に帰って来て、そのままご飯を食べてその後に帰ると話がついている。
ご飯の準備をしようとした瞬間、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
「あら、誰かしら?」
インタホーンを確認した百合さんは、少し躊躇するような動作をして、玄関に向かった。
この家に遊びに来ていて、今まで誰かが来たのなんて初めてだ……。
耳をすませていると、玄関から女の人の声が聞こえた。
「……悠斗は今、いないのよ……」
「それなら、待っていてもよろしいですか?」
「…この家に帰ってくるなんて、分からないわよ」
「いえ、今日悠斗の会社に行った時にたまたま耳に入ってきたんです。今日は実家に帰ると。だからお願いします」
……何で、百合さん今嘘を……。
神楽さんが帰ってくるって知っているのに……。