幼なじみの隠れた執着愛〜再会した彼は策士なCEOでした〜
「すっごく面白かったね!」
映画が終わった後はハワイアンレストランに入り、ランチをしながら映画の感想を言い合った。
「面白かったね。アクションシーンは迫力があったなぁ」
「すごかったよね! やっぱりアクションは映像になった方が見応えある」
こうやって誰かと映画の感想を言い合えるの、すごく楽しいな。
美鶴くんとは昔からよく小説の話をしていたから、一緒に共感し合える。
元カレと映画を観た時、私は面白かったのにつまらなかった、って言われて寂しい思いをしたこともあった。
そういう意味で、美鶴くんとは昔から波長が合う。
「ところで望凪ちゃん、原稿は順調?」
「うん、順調だよ」
「そっか。完成するの楽しみにしてる」
そう言われてやる気が湧いてくる。
自分の物語を楽しみにしてくれてる人がいるって、こんなに嬉しいことなんだ。
「どんな小説を書いてるの?」
「恋愛小説だよ。仕事一筋で恋愛はご無沙汰だったヒロインが、幼なじみで初恋の人と再会するの」
「へえ、面白そう」
「その初恋の幼なじみには隠れた秘密があるんだけど、それは読んでみてのお楽しみ」
「すごく気になるな」
本当は今も続きを早く書きたい! と思っているくらい書くのが楽しい。
でも、こうして美鶴くんと一緒にいるのもすごく楽しくて、心地が良い。