幼なじみの隠れた執着愛〜再会した彼は策士なCEOでした〜


 懇願するような目で見つめられて、嫌とは言えなかった。
 むしろ私ももっと一緒にいたい。


「……僕の家に来ない?」
「〜〜っっ」


 ひよちゃんの言っていた「お泊まり」という言葉が脳裏を過ぎる。

 こくり、と頷くと美鶴くんは嬉しそうに微笑み、おでこに触れるだけのキスを落とした。
 そのまま車は私の自宅を通り過ぎていった。


 *


「お邪魔、します……」
「適当にソファでくつろいでいていいよ」


 しばらく車を走らせて辿り着いた場所は、一等地のタワーマンションだった。
 案内された部屋は高層階で、かなり見晴らしが良く大きな窓から望む夜景は綺麗だ。

 一人暮らしにしては広すぎるマンションで、流石は社長だということを実感させられる。


「すごく広いね」
「どうしても本棚が入りきらなくてさ」


 そう言って見せてくれた部屋は、壁一面に本棚が並んでいる部屋だった。
 部屋中が本だらけで正に夢のような部屋だ。


「わあ、すごい……!」
「僕はやっぱり紙書籍が好きなんだよね。だからどうしても本棚を置くスペースが必要で」
「すごい、すごい!」


 本棚には様々なジャンルの小説が並べられている。
 恋愛、青春、ヒューマンドラマ、ミステリーやホラーまで。

 小説以外にもビジネス書も何冊も並べられていた。


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