夜を照らすmagic
「先生の邪魔はさせない!!」

エリカさんとエリーさんが銃を発砲する。

「私がお相手致します!」

シャルロットさんとシャーリーさんが剣を振り下ろす。

「何回だって召喚してやる!!」

カズとカイルがゾンビを召喚した。

「みんなの防御は任せて!!」

メルとメルキュールが呪文を唱える。

みんながいる。みんなが戦ってくれる。一人じゃない。だから僕たちはペンを走らせる。あの楽しかったことを思い出して……。

「できた……!」

数分後、僕とノルがそう呟いてペンを置いた時だった。黄金の光がノートから溢れ出す。その光は、あのペストマスクの人物を包み込んだ。

「や、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ペストマスクの人物はそう叫んだものの、物語はすでに書き直されている。抗えない。ペストマスクの人物の姿が消える。その代わり、ペストマスクの人物がいた場所に多々良先輩が倒れていた。

「多々良先輩!」

僕とノルは駆け寄る。多々良先輩の瞼がゆっくりと開いた。その両目が僕たちを捉える。
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