素直になれないふたり
「わかってるわよ。全て自業自得だってことは。だけど⋯⋯さっき、誰かに尾行されてる気がして、怖くてタクシーでここまで逃げてきたの」
「尾行って⋯⋯」
疲れ果てた私は、テーブルに突っ伏した。
「もーやだ!私って、なんでいつもこうなるのかなぁ⋯⋯」
「学校の勉強だけしてきて、他のことは何も学んでこなかったからじゃないか?」
ジローにとっては、いつもの軽口のつもりだろうけれど、その言葉は、私の隠している傷を抉るには十分だった。
「そんなこと、言われなくたってわかってるのに⋯⋯。もういい。帰る」
「ダメだよ!当分、一人でウロウロしないほうがいい。あと、今のアパートもセキュリティがないし、マズイよな」
「そんなこと言ったって、帰れなきゃ、どうやって生活するのよ?こんなバカなことをした結果、シェルターに入れてくれなんて、とても頼めやしないし⋯⋯」
ジローは、小さくため息をつく。
「尾行って⋯⋯」
疲れ果てた私は、テーブルに突っ伏した。
「もーやだ!私って、なんでいつもこうなるのかなぁ⋯⋯」
「学校の勉強だけしてきて、他のことは何も学んでこなかったからじゃないか?」
ジローにとっては、いつもの軽口のつもりだろうけれど、その言葉は、私の隠している傷を抉るには十分だった。
「そんなこと、言われなくたってわかってるのに⋯⋯。もういい。帰る」
「ダメだよ!当分、一人でウロウロしないほうがいい。あと、今のアパートもセキュリティがないし、マズイよな」
「そんなこと言ったって、帰れなきゃ、どうやって生活するのよ?こんなバカなことをした結果、シェルターに入れてくれなんて、とても頼めやしないし⋯⋯」
ジローは、小さくため息をつく。