フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
薄いナイトドレスの向こうにある柔らかい身体を抱きしめ、その小さな頭をかき抱く。
「だけど、君は私に能力の話を包み隠さず話していない」
「それは……」
「信じろというなら、私を信じて全てを話してくれ」
「庭でお話したことに、嘘偽りはありません」
私に寄せられた指がそっと胸を押した。見下ろすと、リリアナは腕の中で顔を強張らせている。
「自白させる魔法のようなものだと思ったが、そうじゃないのか?」
「……そのようなものです」
「しかし、命にかかわることもある。そうなのか?」
「それは……」
腕の中で、リリアナが肩を強張らせた。その緊張が伝わり、堪らず腕に力を込めて抱きしめた。
「私は、君を失いたくはない」
「……エドワード様」
私の胸に寄せられた小さな手が、シャツを掴んだ。
「だけど、君は私に能力の話を包み隠さず話していない」
「それは……」
「信じろというなら、私を信じて全てを話してくれ」
「庭でお話したことに、嘘偽りはありません」
私に寄せられた指がそっと胸を押した。見下ろすと、リリアナは腕の中で顔を強張らせている。
「自白させる魔法のようなものだと思ったが、そうじゃないのか?」
「……そのようなものです」
「しかし、命にかかわることもある。そうなのか?」
「それは……」
腕の中で、リリアナが肩を強張らせた。その緊張が伝わり、堪らず腕に力を込めて抱きしめた。
「私は、君を失いたくはない」
「……エドワード様」
私の胸に寄せられた小さな手が、シャツを掴んだ。