フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
招待状を見せると、衛兵たちは一礼をしてから扉に手をかけた。
重たい扉がゆっくりと開けられる。この奥にヴィアトリス王妃がいるのね。
深く息を吸い、ゆっくりと足を踏み出した。
広い部屋を照らす魔法の灯は小さく、広い部屋はぼんやりと幻想的に照らされている。壁の花模様がその光を反射して、キラキラと輝く様は幻想的で、どこか怪しくもあった。
「リリアナ、待っていましたよ」
「お招きいただき光栄です、王妃様」
ドレスの裾を摘まみ上げ、静かに淑女の挨拶を披露する。
出迎えたヴィアトリス王妃は、美しいナイトドレスの裾を揺らして歩み寄ってきた。いつもの重厚な金糸のドレスとは異なり、今日は真っ白で、まるで聖女のような姿だ。
だけど、その黒い瞳は私を射抜くように冷たい。私のドレス姿を上から下まで見る様は、まるで値踏みをしているようだ。
「ナイトドレスでいらっしゃいと、いったのに」
「王妃様の手前、そのような姿では失礼かと存じます」
ヴィアトリス王妃は顔色変えずに「そう」と興味なさそうに呟いた。
まさか、このドレスを見てなにも思い出さないの?
重たい扉がゆっくりと開けられる。この奥にヴィアトリス王妃がいるのね。
深く息を吸い、ゆっくりと足を踏み出した。
広い部屋を照らす魔法の灯は小さく、広い部屋はぼんやりと幻想的に照らされている。壁の花模様がその光を反射して、キラキラと輝く様は幻想的で、どこか怪しくもあった。
「リリアナ、待っていましたよ」
「お招きいただき光栄です、王妃様」
ドレスの裾を摘まみ上げ、静かに淑女の挨拶を披露する。
出迎えたヴィアトリス王妃は、美しいナイトドレスの裾を揺らして歩み寄ってきた。いつもの重厚な金糸のドレスとは異なり、今日は真っ白で、まるで聖女のような姿だ。
だけど、その黒い瞳は私を射抜くように冷たい。私のドレス姿を上から下まで見る様は、まるで値踏みをしているようだ。
「ナイトドレスでいらっしゃいと、いったのに」
「王妃様の手前、そのような姿では失礼かと存じます」
ヴィアトリス王妃は顔色変えずに「そう」と興味なさそうに呟いた。
まさか、このドレスを見てなにも思い出さないの?