フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
 長い睫毛が震え、美しい若葉色の瞳が輝いた。

「どうしたら、許しを頂けるのかお教えいただいてもよろしいですか?」

 少しわざとらしく丁寧に尋ねたエドワード様は、楽しそうに笑って私の返事を待っているようだわ。
 本当は貴方とすごす夜を待っていたのに。そんなことをいったら、はしたないかしら。

「では……誓いの口づけを」

 エドワード様の首に両手を伸ばすと、身体がふわりと浮き上がった。目の前に端正なお顔があり、たくましい腕に抱えあげられたのだとすぐに気付いた。

「いくらでも誓おう」

 ベッドに辿り着く前に、エドワード様の唇が額に触れた。
 そこじゃないのにと思いながら甘いワインの香りに酔いしれ、彼の髪へと手を伸ばす。

「生涯、君だけを愛すと誓うよ」

 ベッドのシーツに火照った体が擦れ、優しい口付けが、瞼や頬に降り落ちてくる。
 熱い吐息が触れるたびに、身体に火が灯るようだった。
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