フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
 柔肌を撫でた指先が、胸の頂きをかすめた瞬間、痺れるような疼きに、はしたない声が零れ落ちそうになる。
 恥ずかしさに口を噤めば「声を聞かせて」と耳元で囁かれた。

 首を振って抵抗すると、また熱い吐息をかけながら「どうして?」と問われる。

「……恥ずかしくて……死にそうです」
「私しか聞いていないから、心配ない。リリアナの全てを、私にくれるのだろう?」

 そういわれたら、拒めないじゃない。
 恥ずかしさで、どうにかなってしまいそうだった。

「ナイトドレス、脱がせるよ」

 まるで操り人形か着せ替え人形の気分だ。
 エドワード様の指に抗えず、部屋の明かりの下で肌をさらした。胸を腕で隠しながら「せめて明かりを」といえば、部屋を照らしていた魔法の灯が小さく淡いものになった。

 再び、エドワード様の指が肌を撫でていく。

「リリアナは細いね。壊してしまいそうだ」
「……誰と、比べていらっしゃるの?」

 恥ずかしさで意地悪をいうと、エドワード様は耳元で「腰なんて俺の太股と変わらないじゃないか?」といって笑い、くびれた腰を撫で、お腹を優しくとんとんっと叩く。
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