フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「リリアナは、どこもかしこ柔らかいな」
「くすぐったいですわ」
 
 かすめるようにいたる所に触れていたエドワード様は、身じろいだ私の胸に顔を埋めた。

 唇が胸の頂にふれ、熱をもった舌先が押し当てられた。

「……あ、あっ、エド……まっ」

 待ってといい終わる前に、太い指が太股を摩った。

「痛いか?」
「い、いいえ……でも、ああっ……ん、んんっ……」
「感じてくれているのだな。嬉しいよ」
「……かんじ、て……んっ、あ、ああっ」

 耳元で「もっと聞かせてほしい」と囁かれ、頭がぼんやりとする。
 再び私の胸にしゃぶりついたエドワード様の頭を無意識に抱いて、駆け抜ける痺れをどうにかやり過ごそうとした。
 でも、熱い舌先に翻弄されるばかりで、次第に声を堪えるのも辛くなった。

 胸が痺れて腰が浮いた。その時、力の入らなくなった足の間、秘部を長い指がかすめた。

「濡れている。香油は必要なさそうだな」

 嬉しそうな声に恥ずかしさが込み上げて、今すぐ消えたいくらいだわ。
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