フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
ずいぶん興味を示しているようだな。ここよりももっと、若い娘が喜ぶ通り通りに連れていったら、どんな顔をするか。
その笑顔を想像すると、自然と口角が緩んだ。
「旦那様、あれは武器屋ですね?」
突然の質問に、言葉がでなかった。
目敏いリリアナが指差すのは確かに武器屋だが、若い娘が興味を示すというのはどうなのか。
アルヴェリオンの令嬢であれば、職人通りに興味など示さないだろう。だが、リリアナはずいぶんと興味を引かれているようだ。
デズモンドは争いが絶えないと聞く。若い娘であっても、武器や武具が身近なものだということか。
少しばかり不憫に思え、無意識にその頭を優しく撫でていた。
白いうなじが赤く染まった。
「……あら、あちらの店には若い娘も出入りしてますわ」
少し声が上ずっているが、私の手を払うことなく、リリアナは外を指差した。
その笑顔を想像すると、自然と口角が緩んだ。
「旦那様、あれは武器屋ですね?」
突然の質問に、言葉がでなかった。
目敏いリリアナが指差すのは確かに武器屋だが、若い娘が興味を示すというのはどうなのか。
アルヴェリオンの令嬢であれば、職人通りに興味など示さないだろう。だが、リリアナはずいぶんと興味を引かれているようだ。
デズモンドは争いが絶えないと聞く。若い娘であっても、武器や武具が身近なものだということか。
少しばかり不憫に思え、無意識にその頭を優しく撫でていた。
白いうなじが赤く染まった。
「……あら、あちらの店には若い娘も出入りしてますわ」
少し声が上ずっているが、私の手を払うことなく、リリアナは外を指差した。