フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「リリアナ、君は強い。私が二度目の結婚とわかりながら、アルヴェリオンへ来てくれた」
「それは、魔王様の命令で、私に断る権利はなく」
「だとしてもだ。私の元に来てくれた。私の目を見て話してくれる」
「……目、ですか?」
「ああ。エリザはいつも遠くを見ていた。遠い国にいる恋人を思っていたのだろう。だが、リリアナは私を見てくれた」
視線が重なり、若葉色の瞳に優しい光が宿る。
そうだわ。初めて会った時も、この瞳を美しいと思ったのよ。
「まるで星が瞬くような、美しいラピスラズリの瞳に、私は魅せられてしまったんだよ」
魅せられたのは、私の方だわ。
頬に触れるエドワード様の温かい手へ、そっと指を重ねる。
「……フェルナンドの薔薇は、強く輝かなければなりません。私は、エドワード様の横で輝けるでしょうか?」
「ああ。その輝きを妨げる全てから、君を守ろう」
私の手を取ったエドワード様は、指先に唇を寄せた。
頬が熱くなる。
「……お戯れを」
「ははっ、いつもの厳しいリリアナが戻ってきたな」
重苦しかった空気を、エドワード様の笑い声が吹き飛ばし、私もつられて笑みを浮かべた。
「それは、魔王様の命令で、私に断る権利はなく」
「だとしてもだ。私の元に来てくれた。私の目を見て話してくれる」
「……目、ですか?」
「ああ。エリザはいつも遠くを見ていた。遠い国にいる恋人を思っていたのだろう。だが、リリアナは私を見てくれた」
視線が重なり、若葉色の瞳に優しい光が宿る。
そうだわ。初めて会った時も、この瞳を美しいと思ったのよ。
「まるで星が瞬くような、美しいラピスラズリの瞳に、私は魅せられてしまったんだよ」
魅せられたのは、私の方だわ。
頬に触れるエドワード様の温かい手へ、そっと指を重ねる。
「……フェルナンドの薔薇は、強く輝かなければなりません。私は、エドワード様の横で輝けるでしょうか?」
「ああ。その輝きを妨げる全てから、君を守ろう」
私の手を取ったエドワード様は、指先に唇を寄せた。
頬が熱くなる。
「……お戯れを」
「ははっ、いつもの厳しいリリアナが戻ってきたな」
重苦しかった空気を、エドワード様の笑い声が吹き飛ばし、私もつられて笑みを浮かべた。