うちの生徒会長は今日も読めない
勢いに圧され気味だったけれど、その思わぬ提案にはつい前のめりになった。
わたしの返事を聞いた見知らぬ美少女は、お姉が映っているブロマイドを全種取り出し、丁寧な手つきでわたしに差し出す。
「わ、わ、ありがとうございます!」
「いやいやこちらこそ」
念願のお姉のブロマイドを手に、わたしは感動に震えた。
ランダム商品はこうやって欲しい人同士で交換し合うのも楽しみの一つなのだろう。
そう思いながら彼女の持つファイルにもう一度目をやり、思わず首を傾げた。
……あれ。この人わたしが渡したのと同じやつ、もう持ってるな??
わざわざ知らない人に声を掛けて交換してもらう必要あったのだろうか。
それを尋ねると、彼女はにやりと不敵な笑みを浮かべた。
「わたし、恭くんは無限収集してるので。何枚あっても大丈夫です。あればあるだけ寿命伸びます」
「そ、そうですか……」
「お姉さんも、手元に残った分の恭くんのブロマイドは大切にしてくださいね! 恭くんの魅力は全人類知ってほしいので!」
「あ、はい……」