うちの生徒会長は今日も読めない
東間敬人と三上秋螺
◇
・
「おや、原さん。最近またよく来るようになったね」
「へへ、まあ」
初めての彼氏にフラれ、同時に生徒会もクビになったあの日から二週間。
わたしは生徒会室の隣にある社会科準備室で一人、課題のワークを広げていた。
思えば、入学当初から入り浸っていたこの部屋も、生徒会に入ってからは来る回数が減っていたらしい。
放課後は大抵生徒会の仕事をしているし、そうでないときも何となく生徒会室で過すことが多かった。
いつの間にやら、生徒会室は社会科準備室と同様に居心地の良い場所になっていたようだ。
「元気がないねえ。大丈夫かい?」
おじいちゃん先生は、ゆったりとお茶をすすりながらそう聞いてくる。
この先生は、名ばかりではあるけれど一応生徒会顧問。わたしが生徒会をやめたことも知っているのだろう。
「大丈夫ですよ。へへへ」
「なら良いけれど」
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「おや、原さん。最近またよく来るようになったね」
「へへ、まあ」
初めての彼氏にフラれ、同時に生徒会もクビになったあの日から二週間。
わたしは生徒会室の隣にある社会科準備室で一人、課題のワークを広げていた。
思えば、入学当初から入り浸っていたこの部屋も、生徒会に入ってからは来る回数が減っていたらしい。
放課後は大抵生徒会の仕事をしているし、そうでないときも何となく生徒会室で過すことが多かった。
いつの間にやら、生徒会室は社会科準備室と同様に居心地の良い場所になっていたようだ。
「元気がないねえ。大丈夫かい?」
おじいちゃん先生は、ゆったりとお茶をすすりながらそう聞いてくる。
この先生は、名ばかりではあるけれど一応生徒会顧問。わたしが生徒会をやめたことも知っているのだろう。
「大丈夫ですよ。へへへ」
「なら良いけれど」