うちの生徒会長は今日も読めない




「別に? まあこの街ではちょっと顔が広いからね。一部のちょっと怖いオジサンたちに気に入られてたりもするんだ」


「そ、そうですか」




あまり追求しない方が良さそうだと本能が告げている。

よし、やめようこの話。


アキラさんもわたしのそんな思いを察したらしい。本題に入った。




「で、一人でわざわざ俺に会いに来てくれた理由、聞いていい?」


「はい、実は……」




わたしはこれまでのことをかいつまんでアキラさんに話した。



生徒会に半強制的に加入させられたこと。


何故かわたしのことを妙に気に入っていること。


賭けに負けて付き合っていたこと。


それが意外に楽しかったこと。


なのに、突然別れを切り出されたこと。



……わたしはもう一度、彼と元の関係に戻りたいと思っていること。



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