悪魔的生徒会長が妙に甘いのですが……。
◇
目を覚まして最初に見たのは、見慣れない天井。
それから、傍らに座っていた家族。
「路留ちゃん!」
座っていた椅子からガタッと音を立てて立ち上がり、こちらへ駆け寄ってきたのはお姉だ。
その声につられるように、父さんと母さんもバタバタと近づいてくる。
「良かった……良かったぁ」
……何だか懐かしい夢を見ていた。
今ここに、わたしを睨みつける10歳のお姉はいない。
いるのは、妹の無事を知って心の底から安堵した笑みを浮かべるお姉。
わたしはぼんやりとする頭で問いかける。
「えっ……と……? ここ、は」
「病院。あなた学校で階段から落ちて、救急車で運ばれてきたのよ。ああ、先生呼ばなきゃ」
理解が追いつかない。
追いつかないまま、呼ばれてきたお医者さんに色々と問診され、言われるがままに検査を受け、ようやく今自分が置かれた状況を知ることが出来た。
目を覚まして最初に見たのは、見慣れない天井。
それから、傍らに座っていた家族。
「路留ちゃん!」
座っていた椅子からガタッと音を立てて立ち上がり、こちらへ駆け寄ってきたのはお姉だ。
その声につられるように、父さんと母さんもバタバタと近づいてくる。
「良かった……良かったぁ」
……何だか懐かしい夢を見ていた。
今ここに、わたしを睨みつける10歳のお姉はいない。
いるのは、妹の無事を知って心の底から安堵した笑みを浮かべるお姉。
わたしはぼんやりとする頭で問いかける。
「えっ……と……? ここ、は」
「病院。あなた学校で階段から落ちて、救急車で運ばれてきたのよ。ああ、先生呼ばなきゃ」
理解が追いつかない。
追いつかないまま、呼ばれてきたお医者さんに色々と問診され、言われるがままに検査を受け、ようやく今自分が置かれた状況を知ることが出来た。