溺愛しないで、お隣さん
そう、今日は一人暮らしスタートデイなのだ。



両親と住んでいた家は高校からは少し遠かったし、広すぎるので新しく家を借りた。



何回かお母さんたちと内見には行った。



でも契約がギリギリだったせいでまだ私は鍵も持ってない。



古い家から夜に荷物が届くらしい。



荷物って言ってもあんまりなくて服と、お皿とか生活必需品くらい。



机とか電子レンジとかの家具は週末にまとめて送るとの事だった。



しばらくはこんなんで料理作る気もしないし外食が続きそうだけど。



中野くんの顔だけが浮かんだまま、とぼとぼと新居への道を歩く。


今、顔ぐちゃぐちゃだ。



15分ほど歩いて新しいお家に到着する。



早く家に入って、寝て忘れよう。



きっと忘れられるわけもないのに。
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