贅沢悪女と断罪された私がドレスを脱ぎ捨てた結果。
「毒は何を使ったんですか? ヒ素なら無味無臭ですが、銀が変色するので露見しますよね」
確かにバロン帝国の第二皇子は毒殺されたと聞いていた。他国ではフレデリックは犯人扱いされていないが、自国では彼を疑う声があるのだろう。
「もしかして、鈴蘭を生けた花瓶の水ですか? 中毒症状を起こして死に至る事があると本で読みました」
「待ってください。私が兄を毒殺した事を前提で話してますか?」
「はい。フレデリック皇太子殿下が殺したのではないと分かっているから、毒を予想して推理しています。お兄様を殺した犯人を見つけたいのですよね」
気がつくと、周囲に人が集まってきていた。バロン帝国の皇太子と、自国の王子の婚約者が何やら物騒な話をしているのだから当然だろう。
フレデリックは困ったような顔をして私を見ると、人目のつかない場所に案内すると言って私の手をとった。彼の連れていた護衛騎士たちがギャラリーを散らす。
連れて行かれたのは広場を抜けた所の小さめの建物。周りに似たような建物があるので、目立たず隠れ家にはもってこいだ。
確かにバロン帝国の第二皇子は毒殺されたと聞いていた。他国ではフレデリックは犯人扱いされていないが、自国では彼を疑う声があるのだろう。
「もしかして、鈴蘭を生けた花瓶の水ですか? 中毒症状を起こして死に至る事があると本で読みました」
「待ってください。私が兄を毒殺した事を前提で話してますか?」
「はい。フレデリック皇太子殿下が殺したのではないと分かっているから、毒を予想して推理しています。お兄様を殺した犯人を見つけたいのですよね」
気がつくと、周囲に人が集まってきていた。バロン帝国の皇太子と、自国の王子の婚約者が何やら物騒な話をしているのだから当然だろう。
フレデリックは困ったような顔をして私を見ると、人目のつかない場所に案内すると言って私の手をとった。彼の連れていた護衛騎士たちがギャラリーを散らす。
連れて行かれたのは広場を抜けた所の小さめの建物。周りに似たような建物があるので、目立たず隠れ家にはもってこいだ。