義務だけの結婚だったのに社長の溺愛が熱すぎて息ができない
亜美はさらに検索を進め、次々と画面を私に見せてきた。

「ほら、あっ、こういうのいいんじゃない?」

「どれ?」

身を乗り出して覗き込むと、そこに映っていたのは黒のレースの下着だった。

「こういうね、見えそうで見えないのが一番いいのよ」

囁くような亜美の声に、思わずゴクリと息を飲み込む。

「……亜美は、こういう下着買ったことあるの?」

恐る恐る聞いてみると、彼女はあっけらかんと笑った。

「ないわよ。私は普通の下着でも、十分愛されてるもん」

からっと言われて、胸の奥がちくりと痛んだ。

私は違う。普通の下着じゃ、碧斗に愛されるには足りないのだ。

彼は優しいけれど、淡白で、決まった時しか抱いてくれない。

だったら──。

黒いレースの下着が、まるで私を挑発するように画面の中で揺れていた。
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