義務だけの結婚だったのに社長の溺愛が熱すぎて息ができない
いつもよりも、碧斗の動きが激しかった。

「やぁ……激しい……」

「咲菜が、エロいからだよ。」

腰を押さえつける碧斗の腕に、力がこもる。

押し寄せる熱に飲み込まれて、息もまともにできない。

彼の吐息が頬をかすめるたび、胸の奥が熱く震えた。

今この瞬間、碧斗は完全に私だけのものだった。

「咲菜……俺だけにしろよ。こんなエロい格好を、誰にも見せるな。」

「うん……碧斗だけ……」

そんな言葉が自然にこぼれてしまう。

恥ずかしいくらいに足を開き、彼を受け入れていた。

激しくぶつかるたびに、世界がきらめき、視界が霞んでいく。

「ああっ、碧斗っ!」

声が震え、体が仰け反る。

彼の名を呼ぶたび、心も体も彼の中に溶けていく。

――こんな夜は、初めてだった。

胸の奥に残るのは、ただ碧斗の熱と、どうしようもないほどの幸福だった。
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