見えない君は大切な人



凪ちゃんはそれに気づいてない。


怒り、悲しみ。それがリアルに伝わってきて。


「はるちゃんは、あんなに傷ついてるのに……昔の無邪気なはるちゃんのことかえしてよ!!」


ぽろぽろと泣き出してしまった。


凪ちゃんが泣いてる姿を見ていると、なんだろう。


胸がぎゅっと痛い。


私があんなこと言ったから、凪ちゃんを傷つけてしまった。


ぎゅっとこぶしを握り締める。


はらりと紙が落ちてきた。


開くとそこには雑な字で一言書かれていた。



『遥は本当に知りたいの?』



本当に……



『知りたいなら、相手にちゃんと伝えないとだぞ』

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