見えない君は大切な人


知りたい……


「凪ちゃん。教えてほしいんだ。私は、大丈夫だから」


「っ……」


「凪ちゃん。お願い」


凪ちゃんはうつむいたまま鼻をすすった。


そしてこっちを見る。


「わかった。ここだと話しにくいから、空き教室行かない?」


こくりとうなずく。


周りの視線は少しずつ散っていく。


凪ちゃんは隣の席に視線を送る。


「蒼真。あんたも」


キーっと引かれる椅子。

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