【書籍化決定】身体だけの関係だったはずの騎士団長に、こっそり産んだ双子ごと愛されています
ベッドの上に横たえられたと思ったら、すぐさまイグナートが覆いかぶさってきた。同時に身体に巻きつけていたタオルを取られてしまい、ライザはあっという間に裸になってしまう。
自らも服を脱ぎ捨てたイグナートは、囲うようにライザの顔の両横に肘をつく。
再び重ねられた唇は、今度は啄むように何度も軽く合わされた。やがてイグナートの唇は、頬や額にも何度もキスを落としながら移動していく。首筋の薄い肌を軽く吸われて、ライザは思わず声をあげて身体をよじった。
「ん……っ、そこは、だめ」
「知ってる。ここにはつけない」
イグナートがしゃべると、肌に吐息がかかってそれだけで身体が震える。もう一度首筋にキスをしたあと、彼の唇はライザの胸の方へと移動した。
さっきよりも強く肌を吸われる感覚に、びくりと反応してしまう。一度で満足できなかったのか、イグナートは場所を変えてまた強く肌に吸いついた。
「これでいいかな」
自らがつけた痕を満足そうに指先で撫でて、イグナートは再びそこに唇を押し当てた。ちょうど鎖骨のあたりにふたつ、赤い華が咲いている。
「ん、そんなとこ……見えたら、困る……っ」
文句を言いたいのに、イグナートが悪戯に肌を啄むから、そのたびに呼吸が乱れる。胸やお腹など、服で隠れる場所に痕を残されることはよくあるが、鎖骨付近は首元の開いた服を着たら見えてしまう。
「今日」
ライザの抗議に、イグナートは低い声でつぶやいた。何のことかと目を瞬くと、彼は不機嫌そうに眉を寄せていた。
「騎士団のやつらに囲まれてただろう。あいつらに軽々しく触れさせるな」
「軽々しくって……、ちょっと手を握られたくらいよ」
「ライザに触れていいのは俺だけだ」
そう言って、イグナートは再び赤い痕に口づけた。柔らかな舌が肌を這う感覚に、背筋がぞくりとする。
「ここにつけておけば、制服のボタンを一番上まで留めるだろう」
「え?」
「騎士団に来る時は、制服のボタンは上まで留めて。ライザの肌は極力あいつらに見せたくない」
イグナートの言葉に、ライザは自らの胸元に視線を向ける。確かに制服のワンピースのボタンを全て留めれば、この痕は見えないだろう。首が詰まって苦しいから、癒し手のほとんどが第一ボタンは外して着ている。もちろんライザもそうしていたのだが、イグナートにはそれすら許せなかったようだ。
「あいつらの視線がライザの胸に向けられてるのを見て、俺がどれほど苛立ったことか」
「そんなに見てなかったと思うけど。……私、胸あんまりないし」
寄せればかろうじて谷間ができるくらいで、とりたてて大きな胸というわけではない。聖女ヴェーラは豊満なバストの持ち主なので、それを見慣れていると自分なんて、と思ってしまう。
自嘲めいたライザの言葉に首を横に振ると、イグナートはライザをまっすぐに見下ろした。
「ライザの胸を見てもいいのも、触ってもいいのも、俺だけだ」
「……っ」
「そうだろう?」
確認するように顔をのぞき込まれて、ライザはこくりとうなずいた。
「そう、イグナートだけ」
その返事に満足したのか、イグナートは再びライザの首元に唇を押し当てた。吐息が肌を掠めて、身体が震える。
「や、そこだめ……くすぐったい」
「ライザは首が弱いもんな。ここにキスされるの好きだろ?」
「ぁ、すき……っ」
「ライザはベッドの上では素直だな」
くすくすと優しげに笑いながら、イグナートの手があちこちに触れる。彼はライザの身体を知りつくしていて、的確に快楽を与えてくるのだ。
そのまま、覚えているだけでも三回、ライザはイグナートの手によって達することになった。
自らも服を脱ぎ捨てたイグナートは、囲うようにライザの顔の両横に肘をつく。
再び重ねられた唇は、今度は啄むように何度も軽く合わされた。やがてイグナートの唇は、頬や額にも何度もキスを落としながら移動していく。首筋の薄い肌を軽く吸われて、ライザは思わず声をあげて身体をよじった。
「ん……っ、そこは、だめ」
「知ってる。ここにはつけない」
イグナートがしゃべると、肌に吐息がかかってそれだけで身体が震える。もう一度首筋にキスをしたあと、彼の唇はライザの胸の方へと移動した。
さっきよりも強く肌を吸われる感覚に、びくりと反応してしまう。一度で満足できなかったのか、イグナートは場所を変えてまた強く肌に吸いついた。
「これでいいかな」
自らがつけた痕を満足そうに指先で撫でて、イグナートは再びそこに唇を押し当てた。ちょうど鎖骨のあたりにふたつ、赤い華が咲いている。
「ん、そんなとこ……見えたら、困る……っ」
文句を言いたいのに、イグナートが悪戯に肌を啄むから、そのたびに呼吸が乱れる。胸やお腹など、服で隠れる場所に痕を残されることはよくあるが、鎖骨付近は首元の開いた服を着たら見えてしまう。
「今日」
ライザの抗議に、イグナートは低い声でつぶやいた。何のことかと目を瞬くと、彼は不機嫌そうに眉を寄せていた。
「騎士団のやつらに囲まれてただろう。あいつらに軽々しく触れさせるな」
「軽々しくって……、ちょっと手を握られたくらいよ」
「ライザに触れていいのは俺だけだ」
そう言って、イグナートは再び赤い痕に口づけた。柔らかな舌が肌を這う感覚に、背筋がぞくりとする。
「ここにつけておけば、制服のボタンを一番上まで留めるだろう」
「え?」
「騎士団に来る時は、制服のボタンは上まで留めて。ライザの肌は極力あいつらに見せたくない」
イグナートの言葉に、ライザは自らの胸元に視線を向ける。確かに制服のワンピースのボタンを全て留めれば、この痕は見えないだろう。首が詰まって苦しいから、癒し手のほとんどが第一ボタンは外して着ている。もちろんライザもそうしていたのだが、イグナートにはそれすら許せなかったようだ。
「あいつらの視線がライザの胸に向けられてるのを見て、俺がどれほど苛立ったことか」
「そんなに見てなかったと思うけど。……私、胸あんまりないし」
寄せればかろうじて谷間ができるくらいで、とりたてて大きな胸というわけではない。聖女ヴェーラは豊満なバストの持ち主なので、それを見慣れていると自分なんて、と思ってしまう。
自嘲めいたライザの言葉に首を横に振ると、イグナートはライザをまっすぐに見下ろした。
「ライザの胸を見てもいいのも、触ってもいいのも、俺だけだ」
「……っ」
「そうだろう?」
確認するように顔をのぞき込まれて、ライザはこくりとうなずいた。
「そう、イグナートだけ」
その返事に満足したのか、イグナートは再びライザの首元に唇を押し当てた。吐息が肌を掠めて、身体が震える。
「や、そこだめ……くすぐったい」
「ライザは首が弱いもんな。ここにキスされるの好きだろ?」
「ぁ、すき……っ」
「ライザはベッドの上では素直だな」
くすくすと優しげに笑いながら、イグナートの手があちこちに触れる。彼はライザの身体を知りつくしていて、的確に快楽を与えてくるのだ。
そのまま、覚えているだけでも三回、ライザはイグナートの手によって達することになった。