私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ
「これ以上何がしたいか知らないけど、とっとと帰って」


「つれないこと言うなよ?俺とお前の仲だろ?」


その言葉に青筋が立つのが嫌でも分かる。





「久しぶりの再開なんだから話でもしようよ?」





「おねーさんッ!」


「琉生・・・!?」


その言葉を合図にか、物陰から現れた男はこの場に居るはずのない琉生を連れてキョウの元へ寄る。


男はキョウの部下である西の人間なんだろうが今はそんな事どうでもいい。


なんで琉生がここに居るんだ?


カイトからは何も連絡は無いし病院に居ない事に気付いていない?いや、巡回もあるし人の目だって多いのだからその可能性は低い。


ならば考えられるのは電波妨害か・・・?


どのタイミングからかは知らないが柊の報告が受信出来たのは運が良かったんだろう。


「話、しよっか?」


「・・・チッ」


状況を飲み込めずにいる琉生の首元にナイフを突き付けるキョウ。


自分の理想通りに事が運んでるからなのか満足気なその顔に思わず舌打ちが零れる。


「琉生大丈夫だから。落ち着いて」


「う、うん」
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