私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ
「さっきは驚かせてごめんね」


その長い足を組みながらコーヒーを口にする姿は言われてみればましろんにそっくりだ。


気を抜いて寛いでって言ってくれたけど洗練され空気になんとも言えない気持ちになる。この中でゆっくりできてるのはこの人とノエルぐらいだと思う。





「そう言えば君達はなんて呼べばいいかな。あの子から話を聞いてて君が春野さんということは分かるんだけど・・・」


「大変失礼しました。私は藤城 昴です」


「瑠璃川 文だ、・・・です」


「谷垣 龍二です」


「皇 朔夜」


「えっと、水嶋 奏です。ましろん、あっいや、ましろさんには本当にお世話になってて・・・」


「君が水嶋君か!家の事をよくやってると聞いてるよありがとうね。あの子はちゃんと食べてるかい?」


「は、はい。やっぱり人と比べて食べる量は少ないと思いますが毎日作ったものは残さず食べてくれて・・・」


び、びっくりしたぁ〜。


てっきり嫌な顔の一つでもされるんじゃないかと思ってたから。


「良かった。あの子は飲み物とかお菓子とかで過ごしてしまう事が多いからちゃんと食生活を管理してくれる人が居て助かるよ」


ノエルを撫でながら微笑む薺さん。


「い、いいんですか・・・?」


「?」
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