私は✕✕を知らないⅡ
(こんな日が来るなんて、考えてもなかったや)
色んな人に迷惑を掛けて、何も残せないまま死んじゃうんだろうなって思ってた。
それもこれもおねーさんのおかげ。
僕は初めておねーさんに会った日の事を思い出していた。
この日も僕は病室から窓の外を眺めていた。
ただ、お兄ちゃんがここ最近お見舞いに来ていない事が気になっていた。
一日二日、忙しくて来れない事はあってもこんなに長い間来なかったことなんて無かったから。
発作が出た日お兄ちゃんは来てくれたみたいだけど起きた時にはもう居なかったし・・・。
落ち込んでいるとノックの音が聞こえたため返事をする。
あれ、看護師さんも先生も誰か来るかなんて言ってなかったよね?
不思議に思いながらも入口に顔を向ければ、そこには見た事もないような綺麗な女の人が立っていた。
視線が合うとふわりと微笑んで「はじめまして」と口にする。
「こいつは綾波 ましろ。いきなりで驚いたと思うけど俺の知り合いだし警戒はしなくていいよ」
「は、はい」
・・・ごめん先生。
この人に気を取られてて先生の存在に気が付かなかったなんて言えないや。
でもってそれだけ言い残して先生は帰ってくし。
色んな人に迷惑を掛けて、何も残せないまま死んじゃうんだろうなって思ってた。
それもこれもおねーさんのおかげ。
僕は初めておねーさんに会った日の事を思い出していた。
この日も僕は病室から窓の外を眺めていた。
ただ、お兄ちゃんがここ最近お見舞いに来ていない事が気になっていた。
一日二日、忙しくて来れない事はあってもこんなに長い間来なかったことなんて無かったから。
発作が出た日お兄ちゃんは来てくれたみたいだけど起きた時にはもう居なかったし・・・。
落ち込んでいるとノックの音が聞こえたため返事をする。
あれ、看護師さんも先生も誰か来るかなんて言ってなかったよね?
不思議に思いながらも入口に顔を向ければ、そこには見た事もないような綺麗な女の人が立っていた。
視線が合うとふわりと微笑んで「はじめまして」と口にする。
「こいつは綾波 ましろ。いきなりで驚いたと思うけど俺の知り合いだし警戒はしなくていいよ」
「は、はい」
・・・ごめん先生。
この人に気を取られてて先生の存在に気が付かなかったなんて言えないや。
でもってそれだけ言い残して先生は帰ってくし。