私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ





「ごめんねっ、練習に付き合わせちゃって」


「いいわよ。それにこうして練習してるのは私達だけじゃないだろうし」


放課後のグラウンドに優里、瑠璃川、皐月、委員長と共に集まる。


学年リレーは最も獲得ポイントが多い種目の一つらしく、どのクラスも力を入れて来るらしい。


先程決まったばかりだと言うのに掲示板には対策ができるよう事前に出場者も公表されたしな。


予想はできていたものの他の皆も全員出場者として名前が上がっていた。


出来ることはやろう、とこうして集まる事が決まったわけだ。


「まずは走る順番だけどどうしようか」


「多分、朔夜と奏は最後に持って来る気がする」


瑠璃川の言葉に私と優里が頷く。


藤城と谷垣も四番手で来そうだな。




「あたしがこの中で一番遅いけど、皆は・・・?」


「短距離は瑠璃川にも綾波さんにも負けると思うな」


「私も瑠璃川には負けるかも」


「僕よりご主人様の方が早いのは確か」


「委員長と皐月は同じぐらいで見ていいかしらね」


他のクラスの注目するべき人の情報なども出し合い順番を決めていく。


数分話し合って決まった走順としてはこうだ。


スターターに委員長、皐月、優里、私、アンカーに瑠璃川という編成だ。
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